2026年の求人状況と給与のポイント
法務省管轄の矯正施設では、看護師配置が法令で定められており、医療刑務所では総合病院並みの機能を持つため、看護業務の幅が広いです。2026年現在、八王子医療刑務所、大阪医療刑務所、北九州医療刑務所、山口刑務所、広島刑務所などで看護師の募集が見られます。常勤(正規職員)だけでなく、任期付臨時職員やパートタイムの求人も出ています。
給与の目安(国家公務員医療職俸給表(三)2級相当):
- 月額基本給:約32~35万円(地域手当込みで変動)
- 年収想定:約540~580万円(賞与込み、残業・手当含まず)
- 手当例:通勤手当、住居手当、扶養手当、特殊勤務手当(矯正施設勤務による加算)
これらの金額は経験年数や地域により変動しますが、民間病院と比べてボーナスが安定し、退職金制度も充実しているため、長期的には有利です。特に中高年層の再雇用や経験者採用が増えており、40代・50代の看護師が活躍する場となっています。
刑務所看護師の1日の流れ
刑務所内の看護業務は、受刑者の日常健康管理が中心です。主な業務内容:
- 健康診断の補助(採血、検尿、問診)
- 服薬管理と療養指導
- 外来診療時の医師補助
- 急患対応と応急処置
- 感染症対策や衛生管理
- 精神科関連の観察・支援(医療刑務所の場合)
勤務は基本的に日勤中心で、夜勤は一部の医療重点施設に限られます。土日祝日が休みになることが多く、ワークライフバランスが取りやすい点が特徴です。業務中は刑務官の付き添いがあるため、安全面も確保されています。
勤務場所の種類と特徴
刑務所看護師が働く施設は主に3つに分けられます:
- 一般刑務所・拘置所:日常的な健康チェックと軽度の処置がメイン。看護師数は少ないが、安定した業務。
- 医療重点施設:慢性疾患や高齢受刑者のケアに特化。リハビリや長期療養対応が増える。
- 医療刑務所:総合病院レベルの設備を持ち、手術補助や高度医療に関わる。八王子、大阪、北九州などの施設が該当し、業務内容が病院に近い。
勤務地は全国に分散していますが、都市部近郊や地方の矯正施設が多く、通勤可能な範囲で探せます。
応募から採用までの流れ
刑務所看護師の求人は、ハローワークや法務省関連サイト、民間転職サイトで公開されます。2026年の傾向として:
- 欠員補充が主で、募集タイミングが限定的。
- 国家公務員採用試験(矯正医官・看護師枠)ではなく、施設ごとの臨時・常勤募集が多い。
- 必要な資格:正看護師免許(准看護師も一部可)。
- 選考:書類審査、面接、適性検査。看護経験が重視される。
応募時は履歴書と看護師免許証を準備し、ハローワーク経由で申し込むケースが一般的です。非公開求人も存在するため、転職エージェントの活用も有効です。
刑務所看護師として働くメリット
- 国家公務員としての安定雇用と福利厚生(退職金、共済年金、住宅手当)。
- 日勤中心で夜勤負担が少ない。
- 土日祝休みが多く、家族との時間確保が可能。
- 受刑者の健康管理を通じて社会貢献を実感。
- 経験を活かした再雇用・中途採用の機会が多い。
一方で、施設内のセキュリティルールや受刑者対応の特殊性から、精神的な負担を感じる人もいます。事前に施設見学や説明会で確認することをおすすめします。
2026年現在、求人を探す際のポイント
求人数は多くないため、ハローワークの新着情報をこまめにチェックしたり、ナース専科やレバウェル看護などの看護師専門サイトを活用すると良いです。医療刑務所の求人は給与水準が高めで、2026年入職向けの募集も出始めています。
刑務所看護師は、安定した給与と公務員待遇を求める看護師にとって魅力的な選択肢です。興味がある方は、早めに情報収集を始め、適したポジションを探してみてください。全国の矯正施設で待っているニーズに、経験を活かせる場があります